そもそもダイニチってどんなメーカー?
ChatGPT君に聞いてみました。ちなみに最近20ドルのPlus契約しました。
ダイニチ工業株式会社(以下、ダイニチ)は、新潟県新潟市に本社を構える日本のメーカーで、特に石油ファンヒーターや加湿器を主力製品とする企業です。家庭用暖房機器市場での高いシェアと信頼性を誇り、日本国内において「冬場の快適性を支えるブランド」として広く認知されています。
会社概要
- 創業年: 1964年
- 本社所在地: 新潟県新潟市南区
- 主な製品:
- 石油ファンヒーター
- 加湿器(特にハイブリッド式加湿器に強み)
- 除湿機
- その他、関連機器や部品
ダイニチの特徴
1. 技術力の高さ
ダイニチは、独自技術を活用し、家庭環境に最適な製品を開発することで知られています。例えば、ハイブリッド式加湿器では加湿能力の高さと省エネ性能を両立させ、乾燥対策の決定版として多くの支持を得ています。また、石油ファンヒーターにおいては燃焼効率や安全性能が他社製品と比較して優れている点が特徴です。
2. 「メイド・イン・ジャパン」へのこだわり
製品のほとんどが日本国内で設計・製造されています。この徹底した「メイド・イン・ジャパン」体制により、高品質で信頼性の高い製品を提供し続けています。また、新潟という冬の厳しい気候条件のもとで培われた技術や製品開発力も、同社の強みの一つです。
3. 消費者目線を重視した製品設計
ダイニチは、使いやすさや安全性を最優先に考えた設計で知られています。例えば、加湿器では簡単にお手入れができる構造や抗菌機能が充実しており、ファンヒーターでは安全装置や操作性がしっかりと考慮されています。これにより、幅広い世代の消費者に安心して利用されています。
4. 環境への配慮
省エネ設計や環境負荷を軽減する製品づくりにも力を入れています。高効率な燃焼技術やエコモード機能を搭載した製品を多く展開し、エネルギーコストを抑えながらも地球環境に優しい取り組みを行っています。
5. 地域密着と社会貢献
新潟を拠点とする企業として、地域社会とのつながりを大切にしています。雇用創出や地域イベントへの協賛などを通じ、地域経済や社会に貢献しています。
消費者や業界での評価
ダイニチは、特に冬季における快適な生活を支えるメーカーとして多くの家庭で愛されています。その信頼性や耐久性、そしてアフターサービスの充実さは、リピーターの多さにも表れています。長年の技術開発によって確立されたブランドイメージは、暖房機器や加湿器市場におけるトップランナーの一つといえるでしょう。
結論
ダイニチは、技術力、信頼性、そして使いやすさにおいて優れた製品を提供する企業です。寒い季節を快適に過ごすための家電を探している方にとって、ダイニチの製品は間違いなく検討すべき選択肢の一つです。その「高品質」と「日本製」の安心感が、多くの人々に愛され続けている理由です。
ファンヒーターが有名なメーカーの様子。今回購入したように加湿器や空気清浄機も取り扱っています。
購入理由:メンテナンスフリー

これまではダイキンの加湿空気清浄機を使い続けていましたが、上記記事の通りズボラな性格が災いして酷い状態になってました。特に加湿器のフィルターのメンテナンスが面倒で放置状態。クエン酸や重曹に漬け込むのをついついサボりがち。
ダイニチの空気清浄機や加湿器は、基本的に使い捨てで対応できるモデルがあります。メンテナンスの手間を金で解決してしまおうという寸法。購入して数ヶ月経過したので簡単にレビューします。
ダイニチ空気清浄機 CL-HB922
https://www.dainichi-net.co.jp/products/air-purifier
2025年1月時点だとCL-HB922ではなく最新機種のCL-HB924の製品ページしか見当たりませんでした。まぁ根本的な機能は変わってないようなのでご参考まで。AmazonにはCL-HB922が売ってました。
開封の儀
ダンボールは42cm×40cm×62cmでそこそこ大きい。空気清浄機本体が8.4kgなのもあって、重さは意外と大したことないです。しかし、箱が大きい上に取っ手がないので持ちにくいです。少なくとも徒歩で家電量販店に買いに行くサイズではないです。車で買いに行くか、通販などで配送業者に届けて貰った方が安心。

取説の図。プレフィルターなど必要なものは一式同梱されていました。


本体正面と背面の図、フィルター類をセットして電源繋げばすぐに使えます。下から吸って上に吐き出す構造。このスタイルは埃が溜まり易いけど大丈夫だろうか。
風音は中ぐらいまでは殆ど聞こえません。強は少し気になる程度。ターボは流石にうるさいです。


吸塵性能
24時間稼働で3ヶ月程度使用した後のプレフィルターを比較してみました。左側が新品で右側が3ヶ月連続使用したもの。フィルター詰まるほど埃を吸ってるのがよくわかります。

下から空気を吸い取る構造なので、空気清浄機の下の空間にも埃が溜まりやすいです。プレフィルターが詰まるとドンドン埃が積まれていくので、時々掃除機で吸うか、ウェットティッシュなどで拭いた方が良いかも。
消耗部品
| 部品名 | 純正品価格(税込) | メーカー推奨 | インドア派推奨 |
|---|---|---|---|
| 活性炭脱臭フィルター C290602 | 2,750円 | 2年程度 | 1年〜1年半程度 |
| 静電NEOHフィルター C370311 | 4,950円 | 2年程度 | 1年〜1年半程度 |
| カンタン取替えプレフィルター(3枚) C070301 | 2,200円 | 4ヶ月程度 | 2ヶ月程度 |
メーカー推奨列は「一般社団法人 日本電機工業会規格 JEM1467」に基づいた使い方をした場合の交換頻度を指します。1日にタバコ5本程度の粉塵を吸ったという想定です。恐らくメーカー推奨の使用法は1日8時間程度の利用を想定しているんじゃないかなーと思います。
インドア派推奨列は自分の独断と偏見で作ってみました。ほぼ24時間365日ハードに利用する場合ですね。敢えて酷使する想定も追加してみました。もちろん、どちらの場合も部屋の広さや空気の汚れ具合に応じてブレ幅がある点は注意。
使用してみた感触だと、活性炭脱臭フィルターと静電NEOHフィルターは比較的長持ちしそう。時々取り出して掃除機で埃を吸い取るぐらいのお手入れで、まぁ1年〜1年半ぐらいは持つだろうと勝手に予想。まぁ流石に2年は持たないだろうとの判断でMax1年半という想定。
残念ながら、プレフィルターはかなり汚れるのが早いです。吸塵性能が優秀ということでもあるので痛し痒し。でも純正品高いねんな…。
ランニングコスト
運転モード”中”で7.2Wなので、24時間365日稼働でも電気代は月160円ぐらいの計算。電力会社や電気料金次第にはなりますが、目安としては月100円〜200円ぐらいに留まりそうな程度。昔買ったツインバードの空気清浄機より電気代は優秀ですね。

しかし問題は消耗部品。24時間365日稼働の使い方だと、計算上では年16,500円ぐらい掛かること。複数台で運用しようとすると、更にコストが掛かります。ある程度覚悟はしていましたが、コスパはお世辞にも良いとは言えないですね。
メンテナンスフリーは楽だけどコスパ面が厳しい
いつも掃除の時に空気清浄機のフィルターに掃除機を当てて埃を吸い取るという作業がありましたが、この機種だとその手間がないですね。ズボラな自分にはプレフィルターを交換するだけで終わるのは本当に楽。
一方でコスパ面が厳しいのが根本的な課題かなと思います。特に24時間365日のハードな利用だと、消耗部品の交換頻度が上がってしまい、ランニングコストが予想より上がってしまったのが誤算でした。出勤などで毎日外出するスタイルでの利用が適している気がしてます。
空気清浄機は加湿器よりもお手入れに手間が掛かる家電ではないので、将来的には他機種も検討するかも。何なら2万円あたりの空気清浄機を2年〜3年ごとに買い替えとかでもハードな利用だとコスパ面で良い勝負になりそう。
ダイニチ加湿器 HD-RXT524
https://www.dainichi-net.co.jp/products/humidifier/lineup/rxt2024/
続いて加湿器。ダイニチ加湿器の一部製品では、カンタン取替えプレフィルターという使い捨て加湿器フィルターに対応したものがあります。最初購入を検討した時、地味に迷ったので公式サイトの図などで情報を整理しておいた方が良いかも。RXT、RXC、LX、LXC、PN、PCあたりの型番が使い捨てフィルターの対象機種です。自分が購入したのはHD-RXT524という機種。プレハブ洋室14畳タイプのコンパクトモデル。
開封の儀
ダンボールは横42cm、縦24.5cm、高さ43.5cmでトータル108cm。地味に大きい。

開けてみるとこんな感じです。なお、同梱フィルターはお手入れタイプ。


使い捨てフィルターは別途購入が必要です。ついでにトレイカバーも追加購入済み。


フィルターについては説明書にプラスして1枚説明用紙がありました。

テープを剥がして色々とセッティングすればすぐに利用可能です。モードは4種類で湿度も5%刻み。ターボモードもありますね。

加湿性能
以前使っていたダイキンMCK55U-Tより加湿性能は控えめで、思ったほど高くないかなという印象です。運転モード”標準”で”湿度60%”の設定でも、暖房エアコン稼働中だと湿度30%〜40%程度までが限界の様子。部屋の広さなどにも影響を受けるので一概に言えませんが、自分の使い方だと8畳の部屋でも”ターボ”で”湿度70″の設定にしないと加湿性能が物足りない感じ。まぁドアとか全部開放した状態で使ってるので仕方ない話なのですが、ダイキンMCK55U-Tだと全く問題なかったんだよなぁ。
エアコンがなければ十分湿度が高くなるので、あともう一歩加湿性能が欲しいなぁという感じ。一段サイズが大きいプレハブ洋室19畳のHD-RXT724にすべきだったかも。ちなみに、ターボモードは最長1時間で目標湿度に到達すると自動で切れる仕組みのようです。とりあえず起動時はターボモードで動かす感じで使ってます。
消耗部品
使い捨てじゃないお手入れタイプフィルターもありますが、ここでは割愛。ダイニチ加湿器で厄介だと思ったのが、製品のサイズや機種で消耗部品が別の規格な点ですね。一度正しいのを購入できれば後は購入履歴から買うだけなのですが、最初の一回目を買う時ちょっと迷うかも。
下記はECOモードをメインで使い、時々ターボモードを利用するぐらいの想定です。
| 部品名 | 純正品価格(税込) | メーカー推奨 | インドア派推奨 |
|---|---|---|---|
| カンタン取替えフィルター(2個) H060524 | 2,640円 | 3ヶ月程度 | 1.5〜2ヶ月程度 |
| 抗菌エアフィルター H060537 | 880円 | 汚れが落ちにくくなったら | メーカー推奨に準拠 |
| Ag+抗菌アタッチメントEX H011502(黒), H011503(白) | 1,320円 | 1シーズン目処 | 3〜4ヶ月目処 |
| カンタン取替えトレイカバー(3枚) H011508 | 1,650円 | 1シーズン目処 | 3〜4ヶ月目処 |
メーカー推奨は1日8時間利用を想定しています。そのため、自分のように24時間365日のハードな利用だと消耗部品の交換日度は当然上がります。
特にカンタン取替えフィルターですが、使い方次第ですが1ヶ月〜1.5ヶ月が目安になります。明らかにニオイが気になってくるので交換時期がわかり易い。フィルターの上下を反対にしてもニオイは変わらなかったので、諦めて捨てましょう。
Ag+抗菌アタッチメントEXは1日7Lを6ヶ月が交換の目安です。HD-RXT524のタンクは5Lで、1日で大体2〜3回水を入れてます。まぁ、平均で1日10L〜12L程度とすると3〜4ヶ月あたりで交換が妥当かなと。
カンタン取替えトレイカバーは使ってると水垢とか目立つようになるので、気になったら交換するスタイルで良いと思います。フィルターにも悪影響ありそうだし。
ランニングコスト
HD-RXT524の消費電力は”標準”で163Wとかなり使うようです。他のモードでも160〜170Wあたり。エコモードのみ12Wと低消費。HD-RXT724やHD-RXT924といった大型サイズだと概ね1.8倍ずつ消費電力が上がっていく感じ。例えばHD-RXT924で”標準”で使い続けると電気代だけで月1万円到達しかねない程度には使うはず。
これはECOモード以外はヒーターで加湿をアシストする「温風気化式」に対し、ECOモードは「気化式」のためです。ECOモードの場合、一応公式サイトでは1日8時間使用で1ヶ月約89円を謳ってるぐらいにはコストを抑えられます。
一方で他メーカーの場合、例えばダイキンの加湿空気清浄機MCK905A-W(-T)だと標準で30W、ターボでも90Wと省電力では優位。広い部屋などで大きめの加湿器が必要な場合は、電気代も含めて検討の余地がありそうですね。特に最近電気代かなり高いし。
それにプラスして使い捨てフィルターなどの消耗部品があります。ざっくり計算で1シーズン1万円ぐらいは消耗部品だけで必要ではないかと。特に使い捨てフィルター代が痛い。Amazonや楽天のセールを活用してポイントを稼ぐなど、色々と工夫しましょう。
タンクは大きめなので少し注意が必要かも
タンクは5L入る縦に長いタイプです。そう、縦に長いタイプ。自宅は食洗機向けに蛇口をカスタマイズしたこともあり、キッチンシンクだとかなりギリギリ。なので風呂場で風呂いすに乗せつつ水を入れたり、キッチンでは一旦ヤカンなどに水を入れてからタンクに移したりしてます。設置場所の水回り次第ではありますが、自宅だとこの辺りは若干面倒。

別の機種には戻れないぐらいにメンテナンスフリーは楽だが…
フィルター掃除の手間から解放されたのが一番大きいですね。これが最大のメリット。これまでついフィルター掃除をサボってしまい、加湿器を水垢まみれにしてしまった自分のような人間にはありがたいです。手間も週1ぐらいのペースで吸気口の埃を掃除機で吸ってやるぐらいです。
しかし、その恩恵を受けるためには電気代と消耗部品というコストを許容する他ありません。特に広い部屋に大型の加湿器を設置する場合、電気代+消耗部品コストに本当に耐えられるか検討する必要があります。複数台設置とかだと更に大変なことになりそう。ちょっと他メーカーの機種も含めてランニングコストの比較とかやってみようかな。
【追記】フィルターのニオイ対策のためにECOモードで常時稼働させる
これまで外出の都度加湿器を停止させてたんですが、帰宅後に起動するとニオイが酷くなってることが多かったです。カビや埃みたいな匂いがします。反省して外出前にフィルターを干して乾燥させてみても、結局ニオイは発生しました。まぁ、ターボモードで3時間ぐらいブン回せば大分ニオイは和らぎますが、どうにかしたいなーと。
その中で見つけたのがECOモードだったというわけです。最近は旅行にでも行かない限りは基本的にECOモードでつけっぱなしにしてます。恐らくECOモードメインで動かせば、フィルターも長持ちするんじゃないかと勝手に思ってます。
というか、調べてみたらECOモードと標準モードで加湿量(mL/h)は130ぐらいしか変わりません。電気代を考えればECOモード+洗濯物を室内干し、エアコンの風量を抑えるなどの対策を取った方が良いかなと思います。
【追記】ECOモード前提ならHD-RXT724あたりのサイズを買うべき
HD-RXT724とHD-RXT924も調べてみたんですが、ECOモードはどちらも同じ加湿量460でした。ECOモード以外の加湿量は流石にHD-RXT524より高いですが、電気代も当然上がるので個人的にはナシかなー。ちなみにHD-RXT524のECOモード加湿量は370とのこと。
というわけで、ダイニチ加湿器を買うならHD-RXT724を購入するのがオススメです。実質的にHD-RXT524の標準モードに近い加湿量を出せるECOモードという点がベリーグッド。
自分もちゃんと下調べしてたらHD-RXT724を買ってたと思います。いつもフィーリングで買ってしまう弊害ですね。といっても、あまり空気清浄機や加湿器を下調べして買った経験がないので、今回は良い勉強になりました。
