在宅勤務のWeb会議でいつも思うのが、自分の顔写りの悪さです。Webカメラを買ってみて位置どりを考えてみたり、照明にも色々とこだわってみたりと試行錯誤の真っ最中。
特に照明は屋外で使うようなクリップライトしか持っておらず、明るすぎるので壁に反射させて無理やり使っていました。そもそも大きいしセッティングが面倒。
というわけで自分へのご褒美に以前から気になっていた「Elgato Key Light Mini」を購入。Key Light Airや他製品を買うか迷ったのですが、コンパクト且つ高性能っぽいという安直な理由でチョイスしました。
製品概要
公式Webサイト:https://www.elgato.com/jp/ja/p/key-light-mini
- 輝度:800ルーメン
- 色範囲:2,900K〜7,000K
- バッテリー:4000mAh
- 充電:USB-C
- 消費電力量:15W
- サイズ:147mm x 100mm x 17mm
- 重量:300g
- 1/4インチねじ対応
同梱物
同梱物はクイックスタートガイド、安全のしおり、USB-A to USB-Cケーブル、Key Light Mini本体の4点でした。特にケーブルのUSB-C側が特殊形状で珍しいなと感じました。
本体概観
本体は非常にコンパクトです。まず正面。
続いて右側面。一番左はリセットボタン。ピンなどで長押しすることで工場出荷状態に戻せます。続いてジョグホイール。5秒長押しでWiFi設定、短く押すことで明るさ調整/光色調整の設定モード変更が可能です。自分が試した限りでは、ホイール一段階で明るさが5%、光色は100K程度変動するようです。真ん中は電源ボタンです。5秒長押しON/OFFが可能です。一番右がUSB-C充電ポート。
続いて底面。1/4インチねじ穴があり、三脚などに装着が可能です。
左側面と上面は特に機能がないので、最後に背面。4点の滑り止め、バッテリーおよびWIFIランプがあります。
なお、マグネットは全体ではなく線のような形(下の画像の青線のイメージ)で含まれているようです。なのでスチール平面であれば問題なくマグネット装着が可能です。
iOSアプリの初期セットアップ
iOSの場合、インストールについてはElgato Control Centerアプリをインストールし、Wi-Fi側でペアリングすれば設定完了です。最初ちょっと戸惑いましたが無事設定できました。BluetoothではなくWi-Fiでペアリングする必要があるので、Wi-Fi環境でないとペアリングできないかもですね。
iOSの設定>Wi-Fiを開いてルーターが表示されているところの下側にElgato Key Light Miniが出てきます。初期名なのか7D7Dが付いてました。割と簡単。
後はiOSアプリのControl Centerから明るさや光色の細かいカスタマイズ、ファームウェアのアップグレード、Key Light Miniのバッテリー残量チェックなどが可能になります。なお、名前をKに変えてみました。
カスタマイズ画面はシンプルで、左側の電源ボタン、右側のバーで色範囲、明るさを変更できます。
本体設置のバリエーション
Key Light Miniの特徴はそのコンパクトさにあります。一般的な使い方としては1/4ネジがあるので三脚やカメラスタンドに取り付けが可能です。
また、厚みがスマホよりあるためピッタリフィットはしませんが、スマホスタンドに載せることも可能です。ちなみにMagSafeスタンドはダメでした。まぁMagSafe用のシールを貼り付ければ多分使えますね。
使ってみた感想
自分の場合は顔に直接光を当てたいので、カメラスタンドに取り付けて使っています。明るすぎると気になってしまう性質なので、基本的には暖色寄りの3200K、明るさ55%で使っています。デフォルト設定では一度明るさのカスタマイズをしておけば次回起動時も明るさ設定が引き継がれるので便利です。
操作していて戸惑ったのが、アプリ側にライト自体のON/OFFボタンがある点です。これはKey Light Miniの電源を落とすのではなく、単純にライトのON/OFFを管理しているようです。本体側の電源ボタンを何度押してもライトが光らず故障したかと焦りましたが、結局アプリ側の電源ボタンアイコンを押していただけというオチ。本体側の電源については、本体裏側のバッテリーランプが点灯しているのを見れば一目瞭然ですが、知らないと騒いじゃうよね。
また、個人的には色範囲と明るさの細かいカスタマイズが不要であればアプリ連携は不要ではないかと感じました。基本的にKey Light Mini本体側である程度調整が可能なので、WiFiが自宅にない場合や、初期設定が難しくて放置したいというケースでも問題なく使えるんじゃないかと思いました。
電池持ちは細かく計測できていませんが、公式では50%の明るさで4時間照射との表記もあるので、それなりには持ちそうです。とりあえず色範囲2900Kの暖色、明るさ100%で放置してみたところ、2時間で100%→10%になりました。概ね公式の説明通りのバッテリー容量のようです。長時間Web会議や配信を行う場合は充電必須ですね。モバイルバッテリーからの充電も可能なので、少し不格好ですが「Anker Power Nano Bank」のような一体型モバイルバッテリーと組み合わせるのもアリかも。