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手間が掛からない株主優待銘柄を狙ってみるという戦略について

目次

株主優待の諸手続きが面倒だという話

2024年から新NISAも始まって株主優待銘柄の株価がドンドン上がったと思いきや大幅下落したり、気づいたらまた戻ってたりと慌ただしい今日この頃。私事ではありますが、株主優待関連の諸手続きが最近面倒になってきました。特に優待品選択ハガキに手書きで記入してポスト投函が必要なタイプがしんどくなってきた。

インターネットで企業のWebサイトにアクセスして申し込みするパターンも増えましたが、これも地味に面倒です。多くのサイトでユーザIDとパスワードが必要なことが多いためです。初期ログイン後にパスワードを自分で設定する必要があるサイトは地味に手間が掛かります。普段スマホやパソコンに触れる機会が少ない高齢者などにとってはハードルが高い仕組みだなと思います。

もちろんカタログなどで優待品を選べるのは嬉しいんです。しかし、数が多くて悩んでしまい疲れることもあります。贅沢な悩みですね。我ながら業が深い。

商品券やクオカード系の優待だと株主通知の封筒に同封されているのでお手軽ですが、利用するには店舗まで出向く必要がある点がやっぱり面倒。Webで利用できる形式のものもありますが、利用時に優待券を郵送する必要があるパターンが多いです。例としてはコジマの優待券。2024年現在でも利用の際に優待券を郵送する必要があります。

コジマの優待券はコジマネットで利用可能だが郵送する必要あり
https://www.kojima.net/ec/guide/shareholder.html

また、これらの優待品における最大のデメリットは有効期限の存在です。ハガキやインターネットの申し込みで締め切りがありますし、優待券は有効期限が概ね1年以内です。後回しにしてうっかり忘れたりすると非常に凹むことになります。

というわけで、優待品がそのまま送付される銘柄をリストアップしました。具体的な定義としては下記にしてみました。優待品を選ぶ楽しみはありませんが、お中元やお歳暮みたいなイメージで自動的に届くタイプを選定しました。

カタログ選択やハガキの投函、インターネットでの申し込み、店舗での利用といった手間がない銘柄。
商品券やクオカードといった金券は除外。

狙い目は別優待品や寄付といった、つまり”この中からお選びください”という選択が発生しない「自社製品の詰め合わせ」になります。意外とありそうで少なかったりします。

【7979】松風:100株以上

5月下旬頃に自社製品(歯磨き粉ヒスケアとマスク)を貰えます。マスクは中々数が多いので、この頃は持て余し気味。ヒスケアは知覚過敏気味なのでずっと愛用中。

なお、後日特別価格でヒスケアなどの歯科用品を購入できるハガキが届きます。優待品で試してみて気に入ったら買ってみてね、という株主優待のお手本みたいなスタイル。支払がコンビニ払いか銀行振込のため少々手間ですが、Amazonで買うより安いので数年に1回ペースでまとめ買いしてます。また、ネイル関連の株主限定特別価格キャンペーンのハガキも来ますが、こっちは興味なし。

ネックは株価ですね。2024年8月時点では5,000円超えてしまってます。

【3205】ダイドーリミテッド:500株以上 or 1,000株以上

アパレル系。ニューヨーカーやブルックスブラザーズの運営会社。優待品は毎年異なりますが6月下旬〜7月上旬頃に直接送ってきます。2023年はタオルセット、2024年はスマホショルダーでした。

他にも店舗やECサイトで使用できる20%OFFクーポン券が年2回届きます。時々アウトレットのボトムス買うのに使ってます。

2024年度の株主総会はアクティビストが株主提案を行っており、速達で2回ほど意見表明の封筒が届きました。個人的に速達は郵便配達員から直接受け取る必要があるのでやめてほしいなと思いました。ポスト投函で頼む。

株主総会付近で株価が高騰化したタイミングでアクティビストが売り抜けるというムーブがあったりしましたが、2024年8月時点だと株価800円〜900円程度で推移中。

【4912】ライオン:100株以上

概ね3月上旬に歯磨き粉や洗濯機用洗剤、柔軟剤などのセットが専用ダンボールに梱包されて届きます。

株価は2024年8月時点で1,400円程度。地味に嬉しい優待。

【2597】ユニカフェ:100株以上 or 1,000株以上

毎年コーヒーが2月下旬あたりで届きます。粉で届くことが多いです。子会社のアートコーヒーの割引券が来たこともありました。

株価は概ね900円台をキープしてます。コーヒー好きならオススメ。

【8127】ヤマトインターナショナル:300株以上 or 500株以上

メンズ向けの「クロコダイル」ブランドで知られるヤマトインターナショナルは12月上旬に専用ダンボールで届きます。「クロコダイル」ブランドのアイテムが貰えますが、メンズ向け且つサイズ25cm〜27cm固定です。

所有株数8月末日基準日
300株〜499株自社製品1,000円相当
500株〜自社製品3,000円相当
所有株式数に応じた株主優待

画像は2023年度の優待品の情報。自社製品1,000円相当が「クロコダイル」メンズソックス(25cm〜27cm)と今治タオルハンカチ(25cm×25cm)1枚。自社製品3,000円相当だと上記の2点に加え、「クロコダイル」60周年記念バスタオル1枚(120cm×60cm)が追加されてました。

【7975】リヒトラブ:100株以上 ※予定

オフィス製品や文房具で有名なリヒトラブですが、株主優待が新設されました。100株で3,000円相当の新製品もしくは株主向け限定製品とのこと。7月下旬〜8月上旬に届く見込みです。

恐らくカタログやWebで選ぶタイプではなく、直接送ってくるタイプじゃないかと思ってます。100株購入済み。

【2811】カゴメ:100株以上 or 1,000株以上 ※未所持

自社商品の詰め合わせを100株以上なら2,000円、1,000株以上なら6,000円分貰える模様。トマトジュースや野菜ジュース、ソース類が多いようです。2024年8月時点で株価が3100円程度なのでちょっと手を出す勇気が湧かない。もうちょっと下がれば買いたい。

【4218】ニチバン:100株以上 ※未所持

11月中旬頃にケアリーブや両面テープといった自社製品3,500円相当が送られてくるようです。株価は2024年8月時点では1,750円〜2,000円の間で動いてるイメージ。こちらも購入計画中。絆創膏は結構使うので地味に欲しい優待。

まとめ

上記で挙げた銘柄以外にも直接送付される株主優待品はまだまだ沢山あると思います。見つけたら更新していきたいと思います。

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